Brand
茶の間+茶道=サノマ
茶の間(日常)と、茶道(上質)を掛け合わせたブランド名。
テーマは『上質な日常』、« élégance du quotidien » 。
saを”ça”と綴ることで、フランスのエスプリを混ぜる。
日本とフランス、両方のエッセンスを持つフレグランスブランド。
ひらがなの「さ」とフランス語の« ç »を織り交ぜたロゴは、ミニマルになり過ぎずに、洗練された上質さや秘められたこだわり、奥深さを表現。
ラベルやパッケージも同様に、余計な装飾を極力排除したデザインとした。各香水には源氏香之図がそれぞれあてがわれ、インスピレーションソースを暗示している。それぞれの源氏香之図の意味は、パッケージ内側に記載され、「隠されたテーマ」となっている。
香水は、感覚とテクニックの両輪で作られる。
日本人としての感覚を持つ渡辺裕太が香りのディレクションを取り、テクニカルな部分はフランス人調香師 Jean-Michel Duriez(ジャン=ミッシェル・デュリエ)の知識と経験を用い、日本人が使いたいと思える4つの香りが誕生した。
このように、çanoma は既存の香水にはない新しいアイディアを、熟練した調香技術を通し、 繊細な調整の上で完成された香水を作る。çanomaは、確かな技術の上に完成された新しいアイディアこそが、いい香水であるための条件であると信じている。
香水名には試作品番号をそのまま使用している。例えば、1-24は、“1”という種類の香りの24番目の試作品を意味している。これには、香りを嗅ぐ前に情報を与えないことで、まずは香りそのものを楽しんでもらうため、そして、規制の変更に伴い、香水の処方の修正が必要となる際に、商品名である試作品番号を変更することで香水の処方に変更があったことをお伝えするため、という2つの理由がある。
また、各香水には源氏物語の帖のタイトルを持つ源氏香之図が1つずつあてがわれている。香水が持つインスピレーションと近しい名を持つ源氏香之図を、その香水のシンボルマークとして選ぶことで、各香水のストーリーを暗示する役割を担っている。
çanomaクリエーター 渡辺裕太
東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻卒業後、モルガン・スタンレー証券に入社
2015年に渡仏し、Panthéon-Sorbonne及びParis-DauphineにてMBAを取得
2020年9月にパリにてçanomaをローンチ